こんにちは、ひよこ父です!
今日は、私が1年間悩みに悩んでようやく購入した「Jackery 1000New」というポータブル電源について、本音でレビューしたいと思います。
結論からお伝えすると、このポータブル電源は、「防災」と「普段使い」の両方に最高の一台だと確信しています。
特に「ポータブル電源に興味はあるけど、ガジェットは苦手…」というあなたにこそ読んでほしい! 我が家(戸建て・4人家族)の視点で、この製品の「良いところ」と「悪いところ」を正直にお伝えしていきますね。
迷っている方へ:防災目的でポータブル電源を選ぶなら「Jackery 1000New」が最適解
我が家は私と妻、4歳の長男、1歳の長女の4人家族。戸建ての賃貸に住んでいます。デジタル機器は好きですが、いわゆる「ガジェットマニア」ではありません。機能やスペックよりも、コスパと必要な機能を重視して検討するタイプです。
私がこの「Jackery 1000New」を選んだ最大の理由は、災害時に1週間程度の停電に対応でき、かつ普段から気軽に使えるバランスの良さでした。


子どもの頃に阪神大震災を経験しているため、防災対策には気を配っています。しかし、防災対策はキリがないのも事実です。我が家では、電気・ガス・水道のライフラインが止まった場合でも、「1週間持ちこたえられること」を目標に備蓄を進めています。
我が家が「電気」をどう考えるか
エネルギーは非常に重要ですが、使い方を工夫することで効率よく備えられます。
大前提として、電気は「非常に貴重なエネルギー」だと考えています。汎用性が高く便利ですが、大量に貯蔵するのは難しいからです。
電気自動車「日産リーフ」は一般家庭4日分の電気が蓄えられますが、バッテリーだけで400kgもあります。持ち運べるものではありませんよね。
そこで我が家では、エネルギーを下記のように使い分けています。
- 熱源(調理や湯沸かし) → ガス(カセットボンベ)
- 情報機器の駆動、照明 → 電気(ポータブル電源)
熱を発生させるエネルギーは、カセットコンロとカセットボンベで代替できます。カセットボンベは持ち運びも容易で、ローリングストック(備蓄したものを普段使いしながら補充する)で備えています。
一方で、被災時には情報の入手が命綱です。ラジオやスマホは情報収集に必須ですが、これらは電気がなければ動きません。また、停電時の夜間の明かりも重要です。
限りある貴重な電気は、他のエネルギーで代替できない「情報収集」や「照明」に使用するのが最適だと考えました。
ポータブル電源を選ぶ基準と「Jackery 1000New」のバランス
電気を蓄えるバッテリーは、スマホ用のモバイルバッテリーから車載用まで様々です。蓄電量(Wh)が大きくなると、その分、重くなります。
我が家がポータブル電源を選ぶ上で重視したのは、以下の3点です。
- 持ち運びが容易な(できるだけ軽い)こと
- 1週間分のスマホ充電と照明に対応できること
- 停電時でもソーラーパネルで充電できること
Jackeryのラインナップは256Wh(スマホ約11回分)から3072Wh(スマホ約108回分)まで多岐にわたります。低容量モデルは軽くて安いですが、災害時に十分な容量とは言えません。逆に、大容量モデルは価格も重さも負担が大きくなります。
結論:最適な容量は500Wh〜1000Wh
個人的には、防災目的(1週間スマホと照明に利用)や普段使い(家の中や数日のキャンプ程度)であれば、500Wh〜1000Wh程度が最適な容量だと考えています。
蓄電量1000whクラスJackery 1000Newで使える家電の使用時間目安は下記の通りです。

「Jackery 1000New」は、一般的な1,500Wの家電も使える汎用性と、持ち運びやすい重量のバランスが取れており、我が家のニーズに最も合致した製品でした。オプションとしてソーラーパネルが設定されていたことも選んだ理由の一つです。
この後、「Jackery 1000New」の具体的な使用感や、実際に使ってみて感じたメリット・デメリットを詳しくご紹介していきます。
##Jackery 1000New 本音レビュー:メリット・デメリットを徹底解説
私は購入した「Jackery 1000New」は他の競合メーカーの商品と比較して、機能を必要な分だけ搭載し、コンパクトさが売りの商品です。
本体のサイズは幅33cm、高さ23cm、奥行き25cm。無印の長椅子の下にすっぽり。省スペースで収納できるコンパクトサイズが嬉しいポイントです。

##軽さが魅力!持ち運びやすさNo.1のJackery 1000New
Jackreyのほとんどの製品には稼働するハンドルがついており、片手で持ちやすく、可搬性が高いです。また、このハンドルは使用しないときは収納でき、天板がフラットになることも特徴です。上のモノを置くことができます。
今回オススメしている1000Newの重量は10.8kgと競合商品と比較して約20%軽量です。防災時やキャンプなど持ち運ぶ機会が多いと思いますが、軽さによる可搬性の高さは大きなメリットです。

##必要十分なポート数:Jackery 1000Newの出力ポート
Jackery 1000Newは競合製品よりもポート数は劣ります。ただ、必要な数は装備されており、競合製品は装備が少し過剰ではないか思っています。
<Jackery 1000Newの出力ポート>
ACコンセント×3口
USB-A×1口
USB-C×2口
シガーソケット×1口
競合商品はACポートが5口装備されていたりしますが、この容量のポータブル電源でコンセントをつなぎまくって使うことはあまりないのでは?と思います。仮にもしたくさん繋がないと行けない状況が発生したとしても延長ケーブルで対応すればよいですし、使うかもわからないACポートよりも必要最低限で軽いほうが良いと思います。
Jackrey 1000NewのACコンセントはカバーのようなものが奥に装備されており、ホコリが入りにくそうな構造になっていて、屋外使用時のホコリや汚れの混入を抑制できます。

あると便利なLEDライト:Jackery 1000Newの照明機能
1000NewにはLEDライトが装備されています。暗め・明るめ・SOSの三段階で光ります。ライトの色は白色でかなり明るいです。テーブルに置けば、食事は余裕でできます。
ただ、1点思うことがあります。
AnkerのSolixC1000は暖色のLEDで優しく光るので、Jackery 1000Newも暖色だったら最高だったなと思います。白色の照明はパリッとしていてよいのですが、照明として使うと少し冷たい色味で目が疲れてしまう色味だと思います。(白色照明は勉強するときとかは良いですが、ポタ電の照明で勉強する人はいないでしょうし、、、)

<ソーラーパネルについて>
私は1000NewとSolarSaga 100Wのセット商品である「Solar Generator 1000 New 100W」を購入しました。
1000Newの蓄電量があれば電気の使用を最小限にすることで1週間十分使用できる容量があります。しかし日中充電することができれば、扇風機を動かしたり、照明器具を増やしたりと選択肢が増えます。また、減り続ける電池容量は先行き不安な災害時には精神衛生上良くないです。昼間に電力を補充し、残容量が増加することが大きな安心間をもたらしてくれます。
そのために我が家ではポータブル電源とソーラーパネルをセットで購入しています。Jackeryのソーラーパネルは100wモデルと200wモデルがあります。本体には2枚まで接続できます。我が家は100wモデル1枚です。
1000New本体と100wソーラーパネルの大きさはこんな感じ。

Jackrey製品は充電用ケーブルが鮮やかなオレンジで統一されていてわかりやすいのもおすすめポイントの一つ。ケーブルの接続がとてもわかりやすいく質感もしっかりです。


ソーラーパネル→本体へのケーブル途中にはUSB端子が2口あり、ソーラーパネルから直接充電もできます。ただ、日中ずっと外にスマホなどの電子機器を外においておくのは現実的ではないので、ポータブル電源に充電してから夜間に充電するほうが良いと思います。

ソーラーパネルの出力は最大100Wとのことですが、100Wは強い日差しがソーラーパネル全面に照射された場合の数値です。テストの結果、実用的な出力は60~70W程度のようです。ただ日照しないと全く発電しないというわけではなく、日陰でも一応発電はするようです。




ソーラーパネルはまあまあ大きいですが、半分に折りたたむことができ、畳むとマグネットでピタッとくっつくので、持ち運びは非常に楽です。重さは3.5kgぐらい。

設置するときは本体の「TOP」表示を上にし、本体を拡げるとスタンドが自動で広がります。スタンドはゴムで本体と繋がっており、設置角度を容易に変えられます。


ソーラーパネルで蓄電量1000whの1000Newを満充電するには200w以上の出力が望ましいです。ただ、ソーラーパネルは100wモデルで1枚35,000円、200wモデルは1枚86,000円。100w2枚でも約70,000円です。コスパが非常に悪いです。

私は災害時の電気は情報機器の充電と照明用と決めているので1,000whを使い切ることはなく、一日に使う電気は20%ぐらいの200whと考えているので、100wソーラーパネルでも日中に十分な量を補充電できると考えています。
被災時でもテレビをつけて情報収集をしたいという方には大型ソーラーパネルを用意したほうが良いかもしれませんね。
ソーラーパネルは100w×2枚はコスパ◯持ち運び×。200w×1枚は持ち運び◯コスパ×。200w×2枚はコスパ・持ち運び共に×だが、1000whの1000Newを3時間で満充電できる高出力な贅沢仕様。でも200w×2枚使うぐらい電気使いたい人はポータブル電源本体が1000 Newの容量じゃ足りないかもしれません。2000whや3000whも検討に入ります。(その分高価かつ重たいですが)
防災目的&たまのキャンプぐらいなら1000 New&ソーラーパネル100w×1枚仕様で十分だと思います。
まとめ:Jackery 1000 Newで防災も普段使いも賢く両立!
今回は、我が家が1年間悩んで選んだ「Jackery Solar Generator 1000 New 100W」について詳しくご紹介しました。
- 電気は非常に貴重なエネルギーであり、闇雲に大容量を選ぶのではなく、用途とバランスを考慮した蓄電量(重さ・価格)が重要です。
- 一般家庭の防災対策(1週間程度の情報収集・照明)や普段使い(家の中・数日のキャンプ)には、「Jackery Solar Generator 1000 New 100W(ポータブル電源1000Newと100Wソーラーパネルのセット)」がまさに最適解だと感じています。
- 災害時のさらなる安心感や、多くの電気を使いたい場合は、ソーラーパネルの増設も選択肢に入ります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
このレビューが、ポータブル電源選びで迷っているあなたの参考になれば嬉しいです。Jackery 1000Newは、防災への備えと日々の生活の質の向上を両立してくれる、心強いパートナーになるはずですよ!







