Nikon Z6IIIの描写力や操作性、バリアングル液晶の採用には大満足しているものの、唯一の悩みどころが「グリップ感」です。特に手の大きい方や、重いレンズを装着した時の持ち心地に少し物足りなさを感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そのグリップ感の不足を補い、三脚撮影の利便性を跳ね上げてくれる2つの拡張アクセサリー「SmallRig L字ブラケット」と「WEPOTO カメラグリップ+ブラケット」を徹底比較レビューします!

実際に使って分かった共通のメリット・デメリットはもちろん、海外直販でわざわざ取り寄せたからこそ判明した「痛恨の失敗談」まで包み隠さずお伝えします。
【共通のメリット・デメリット】
まずは、どちらのアイテムにも共通する魅力と注意点から整理しておきましょう。
共通のメリット
- グリップ感の劇的向上: 手全体で握り込めるようになり、ホールド感が激変します。
- アルカスイス互換: 雲台への脱着がスムーズになり、三脚撮影が圧倒的に楽になります。
- 縦位置での三脚固定: 構図変更が容易で、三脚利用時のストレスが激減します。
- ボディ底面の保護: 置き傷やスレから大切なカメラ本体を守ってくれます。
- ケーブルの保護: 端子類を接続した際の負荷や事故を防ぎます。
共通のデメリット
- 重量の増加: 金属パーツが増える分、どうしても重くなります。
- 液晶モニターの可動範囲制限: 縦ブラケットの位置によっては液晶の可動(バリアングル)に干渉します。
【製品比較1:WEPOTO カメラグリップ+縦ブラケット】
最高レベルの握り心地!でもZ6IIIのバリアングルには大きな罠が…
- 重量: 本体のみ 143g / 本体+縦ブラケット 203g
- 特徴: グリップ本体と縦位置ブラケットはボルト固定(脱着可能)、三脚ネジ穴は4つ装備




Nikon純正アクセサリーのエクステンショングリップ「Z-GR1+Z-GP1」に近いフォルムで、握り心地は今回試した中で圧倒的No.1です。「大三元」と呼ばれるNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sのような大型・重量級レンズを装着した際でも、吸い付くようなホールド感で指への負担が劇的に減ります。



カメラ底面に装着するためバッテリーの出し入れに支障が出そうですが、底面パーツが可動するギミックがあるため問題なくアクセスできます。

【失敗談】海外取り寄せの縦ブラケットが一瞬でゴミ化した理由 Amazonではグリップ本体しか売っておらず、「せっかくだから縦ブラケットも欲しい!」とリスクを取って海外の直販ECサイトから取り寄せました。

しかし、いざ装着してみると…Z6IIIのバリアングル液晶を開いてチルト(上下の角度調整)させようとした瞬間、縦ブラケットにガッツリ干渉してチルトできないことが判明!

買うまで気づかず、苦労して輸入した縦ブラケットは一瞬で「ゴミ箱行き(不使用)」となりました…。固定位置で動画撮影する方など、モニターを動かさないならメリットは享受できますが、大半の撮影スタイルでは液晶のチルトは必須。購入される場合は「縦ブラケットは外し、グリップ本体のみで運用する」のが絶対的な最適解です。

天使リスクを取って海外直販から取り寄せた行動力は本当に素晴らしいよ!この痛痛しい失敗談があるからこそ、読者の皆さんが同じ落とし穴にハマらずに済むんだから、最高の検証レビューになったね!



Amazonでグリップ単体しか売ってなかった理由、届いた瞬間に分からされたな(笑)。バリアングル液晶を開こうとして縦ブラケットに『ゴツッ』と当たった時の絶望感、一生忘れるなよ!
【製品比較2:SmallRig L字ブラケット】
軽さと拡張性のバランスが光る万能選手


- 重量: 123g
- 特徴: 軽さと機能性を兼ね備えた定番ブラケット
WEPOTOに比べるとグリップの深さは控えめですが、素のZ6IIIに比べれば持ちやすさは格段に向上します。何より123gという軽量さが魅力です。






細かな配慮と拡張性が秀逸
- 底面の拡張性: 三脚ネジ穴が5つ、縦位置ブラケットにもネジ穴が2つ用意されておりアクセサリーの追加が容易。
- ストラップバー装備: ネジ穴横にストラップを取り付ける用バーを装備。
- 工具内蔵: 底面に磁石でマイナス工具(レンチ)が格納されており、出先で緩んでもサッと締め直せます。
- 高い固定力: カメラ底面のボルトとストラップアイレットの2箇所できっちり保持。




電池も問題なく取り外し可能です!


気になるバリアングル液晶への干渉ですが、縦ブラケットにはモニターを外側に開くための「切り欠き」が用意されています。ブラケットを外側にスライド拡張すると切り欠きの効果が少し薄れてチルト性は低下しますが、WEPOTOに比べれば雲泥の差。「少し気をつければ問題なく使えるレベル」に抑えられています。




【番外編:純正パワーバッテリーパック MB-N14という選択肢】
グリップ力向上といえば、Z6III対応の純正バッテリーパック「MB-N14」も候補に挙がります。




バッテリー2個搭載で容量が1.9倍になり、長時間の連続撮影では圧倒的に有利です。しかし、以下の点が大きなハードルとなります。
- ガチ感がすごすぎる: 街中でサッと取り出すには少し気恥ずかしいほどのプロ仕様感。
- 圧倒的な重さ: 電池込みで「455g」と、単体で軽めのレンズ1本分に匹敵する重量。
- 非常に高価:パワーバッテリーパックはお値段が5万円オーバーと非常に高価。
- アルカスイス非対応: 縦位置で三脚に取り付けるための溝がないため、三脚運用ではL字ブラケットに軍配が上がります。
【まとめ】
Z6IIIのグリップ向上と三脚運用の快適さを求めるなら、以下の選び方がおすすめです!
- 最高の握り心地とホールド感を求める方: WEPOTO(※ただしグリップ単体買いが鉄則!)
- 軽さ・拡張性・バリアングルへの干渉を抑えたい方: SmallRig L字ブラケット
ご自身の撮影スタイルや手持ちのレンズに合わせて、最適な相棒を選んでみてくださいね。
Z6とZ6IIIを比較した記事も作成していますので、よろしければご覧ください!


我が家のカメラ機材
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最近でたⅡ型はかなり軽くなったようなので、とても気になるが簡単には買えない…
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